男性モデルが著名写真家からの性暴行被害を激白 「屈辱的でも新人は耐えるだけ」
写真家によるセクハラ被害を、所属のモデル・エージェンシーに訴えた男性。しかし聞こえぬふりをされたという。
「自分に逆らえば次の仕事は来ないと思え」。そんな圧力のなか、ショービジネスの世界でかなり以前から横行していたという性行為の強要や虐待。
「#MeToo」運動の大きなムーブメントを巻き起こしたのは美しいハリウッド女優たちだが、男性モデルの被害も無視できないことを、『Yahoo!/Life』や『NEW YORK POST』などが報じている。
■モデルはきっぱりと辞める
このほど、元ファッションモデルのバレット・ポールさん(33)が『Yahoo!/Life』のインタビューに応じた。彼はかつては雑誌などで鍛え抜かれたボディを披露していたが、すでにショービズの世界からは遠ざかり、現在はライフコーチングとして身を立てている。
自身のセクシュアリティについて悩む人たちの相談に乗り、仕事や家庭での人間関係が少しでもポジティブなものになるよう手助けをしているそうだ。
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■新人で抵抗できず…
ポールさんはまだ10代だった2007年11月、モデルとしてのデビュー作品で、著名な商業写真家のリック・デイ氏(現在59)と一緒に仕事をした。
デイ氏は撮影中、ポールさんに裸になりエロティックなポーズをとるよう促し、男性のヌードカレンダー『Rick Day NYC/Castings』に参加しないかと持ち掛けた。それが自慰行為や顔への射精にまで発展し、とんでもない体験をさせられたと今なお激怒している。
当時はニューヨーク大学の学生で、人気もお金もなく「実力者には逆らえない」と我慢したポールさん。学生寮に戻るとただ泣いていたという。