寺島進主演『駐在刑事Season3』今夜スタート 出演者の会見レポートも一挙公開

いよいよ放送スタートの『駐在刑事Season3』。佐藤演じる軽部翔平のオフィシャルカットも同時公開となった。

2022/01/14 06:00


 

■「駐在チーム」を感じた瞬間

―「駐在チーム」と寺島さんはよくおっしゃっていますが、これまで長い間、ほとんど同じメンバーで続いてきている中で「この人ここが変わったな」というところはございますか? また、藤井さんは今回の撮影現場で「チーム」を感じた瞬間はございますか?

寺島:寛太が変わりましたね。Season1の時は、寛太と2人のやりとりのところで2ページ1カットでいくっていうところがあったんですけど、結構噛んでたんですよ。


でもそれが、3年4年経ってSeason3になった時にはスラスラとセリフを言いますし、この若さというか吸収力が早いというか凄く進化しているなと思いましたね。

北村:寺島さんがやっぱり優しくなりました。一番最初のスペシャルの時、それこそ今の寛太のお話みたいなエピソードで言うと、僕と寺島さんで最初にガチンコで芝居する時に、ちょっと手探りでやっていたんですね。


「こんな感じかな」「こんな程度かな」くらいでやってたら、「もっと来いよ!」ってすごい言われて。正直僕ちょっとムカッとしまして(笑)。

市毛:寛太君が最初は、本当に全てササササっとなんでも覚えてつらつら言うっていうすごい嫌味な奴だったんですね。ちょっと本当になんだこいつはと思うような人だったんですけど、数年で丸くなりましたよね(笑)。


あと、対応力、適応力が格段に上がったなっていう。大人転がしが上手くなって来たなという感じがいたします(笑)。

藤井:私は本当に撮影の初日に「チーム」を感じまして。今回、かき乱す役って聞いて凄く緊張した状態で現場に入ったんですけど、しかも初日に結構重めのシーンで1日丸々撮影があったんですね。


でもそういう時にふとした空いた時間に先輩方が1人ずつ順番に現れるんですよ。寺島さんがふっと現れて「セリフ多いから大変だよね」って声をかけてくださったかなと思ったら、次またふっとして北村さんが現れて…みたいな。順番に入れ替わり立ち替わりで…。


私が思うにレギュラーの方々が一気に2~3人話しかけるともしかしたら圧をかけすぎてしまうんじゃないかっていう皆さんが凄く気を使ってくださったんじゃないかなと。


すごく優しさを感じまして、それが記憶に残っていて一気に緊張がほぐれて、やっていけるんじゃないかと自信に繋がったので、これが駐在チームの優しさか! と思わされたのが初日でしたね。


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■「義理人情」を感じた瞬間

―主人公は義理人情に厚い江波ですが、皆さんが芸能界に入って「義理人情」を感じた瞬間はありますか? エピソードがあれば教えてください。

寺島:この世界に入って、まだ2年も経たないくらいですかね、その頃地元の深川に戻ってまして、一人で飲み歩いていたんです。そうしたら10代の頃お世話になった仁義なき戦いに出てきそうな怖い先輩方とばったり会った。


その先輩が「寺島も芸能界入ってやるんだろうけども、もしお前が名前が売れようが何しようが俺は変わらないから。お前ももし名前が出るようになって偉くなっても深川を忘れたら寺島進じゃなくなるからな」っていうことを言われたのを今でも昨日のことのように覚えてますね。

北村:パッと思い浮かんだのは打ち上げです。最近はできていないんですけど、打ち上げと寺島さんがワンセットで義理人情ということで。打ち上げというのは労を労ってスタッフさんに本当にお世話になりましたと最後に皆で祝宴をあげるという。


あれこそ本当に義理と人情がすごく交錯している温かい時間だったのかなと。寺島さんがお酒を振る舞ってくれたりとかするんですよ。

藤井:義理人情という言葉が合っているのかわからないですけど、撮影に入る前に出演されている笛木優子さんが共通の知り合いがいる関係で、撮影前に「今回初めてご一緒するの楽しみにしています」というメッセージを共通の知り合いを通して送ってくださって。


一番緊張のピークだったので非常にありがたくて、それでまたほっとしたりして、ありがたいパワーをもらいながら日々過ごしていたのが駐在の撮影の日々でしたね。

佐藤:義理とか人情って、正直世代じゃないと言うか、そう言うのはあんまり教わってこなかった世代なのかなと自分的に思っていて。


ただ、寺島さんの姿というか、作品に対する姿もそうだし、座組みってよく言葉でいうじゃないですか、撮影クルーのことを。寺島さんはどのスタッフさんとも“寺島進対その人”、ずっと1対1で接していて、これが座組みというものなんだなっていうのを学ばせてもらいました。

市毛:着物着てぼーっと立っていると「突っ立ってんじゃないの!」って言われたり、先輩の女優さんに「着物を着たら両足を開いて立ってたらだめよ」なんて教えられたりして、それが当たり前だったんですけど、今になってすごく助けになっていてありがたいなって思っているんです。

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(文/Sirabee 編集部・ホンマみつる

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