海外のググレカス、あまりに辛辣すぎる… 「ググれない国」では破壊力マシマシに
「ggrks」の略称でもお馴染みのネットスラング「ググレカス」だが、現在ネット上では「世界のググレカス」が話題となっているのだ。
■英語圏で「ググれ」と伝える際は…
「ググれカス」って英語だと「Google is your friend.」って言うんだよね。はじめて聞いたときはオシャレな響きだなぁと思ったけど、よくよく考えたら京言葉的な皮肉っぽさが混じってて最高に好き。
— こあたん🇦🇺こあらの学校 (@KoalaEnglish180) January 6, 2022
「以前、オーストラリア人の同僚が仕事中にこのフレーズを使っているのを聞いて、面白い表現だと思ってメモしていました。当時はあまりに多忙で気が付かなかったのですが、久しぶりに当時のメモを読み直したら皮肉が混じっていることに気付き、面白いと思いツイートしました」と、ツイート投稿の経緯について振り返ってくれたこあたんさん。
こちらの表現について、神奈川県の某英会話教室の代表を務める日米ハーフの男性に詳しい話を聞くと、オーストラリアに限らず英語圏の国では度々使用される表現だという。しかし、どちらかというと「Google it」(ググれ)という表現の方が一般的であるようだ。
続いては、グーグルがサービス撤退してしまった中国の「ググレカス」に当たる言葉をチェックしてみよう。
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■「ググる」が成立しない中国では…
グーグルが中国市場に参入したのは2006年のことだが、2010年には撤退しており、現在の中国では「グーグルを使って検索を行なう」という行為がそもそも不可能になっている。
そこで韓国語と中国語、両言語のスラングに精通した男性に「中国版ググレカス」について尋ねてみたところ、「火星帳」という謎のフレーズが返ってきたではないか。曰く、こちらは「地球の皆は知っているが、お前は火星人だから分からないんだ。黙っていろ」という、かなり辛辣な表現であるという。
なお、柔らかめのニュアンスで伝える際は「自己百度」という表現が適切だそうで、こちらに登場する『百度』(バイドゥ)は中国最大の検索エンジンであり、「自分で百度を使って調べてきてね」という意味になるのだ。
各国の「ググレカス」に注目してみると、その国の風土や国民性などが透けて見えてくるのかもしれない。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)