女優Koki，初主演作『牛首村』　監督・共演者らは「演技力」をどう見たか？

木村拓哉の娘でファッションモデルのKoki,が19日、自身初主演作となる映画『牛首村』（2月18日公開、東映）の完成披露試写会に登場。感激の涙を流しながら、同作完成の喜びを語った。

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■「夢中になれるんだ」

『牛首村』は、『犬鳴村』（2020年）『樹海村』（2021年）に続く“恐怖の村シリーズ”3作目で、今作も日本ホラー映画界の巨匠・清水崇監督がメガホンを握った。

同作でKoki,は不可解な出来事に翻弄される女子高生姉妹の一人二役を熱演。北陸最大の心霊スポット「坪野鉱泉」（富山県）を舞台に恐怖の物語がつむがれる。

スクリーン前のステージには共演した（写真右から）松尾諭、芋生悠、高橋文哉、大谷凜香、そして清水監督も登壇。松尾から撮影時の心境を問われたkokiは「素晴らしいチームのお陰で、演じることを大変楽しめました。こんなに夢中になれるんだと気付かされました」と笑顔を見せた。

松尾も、初主演とは思えない堂々とした演技に感激したようで、「僕なんかが言うのもアレですが…とってもよかったです（笑）。現場で見るのとアガリを見るのとでは印象が違う場合があるが、映像を見てちゃんと映画女優としてスクリーンにいると感じた」とべた褒め。

壇上のKoki,にじっと見つめられると「そんな無垢な目で僕のことを見るんですね…。薄汚れた人間なので2秒くらいしか目が合わせられない…！」とデレデレになる松尾だった。

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■清水監督も大満足

Koki,を抜擢した清水監督は「一言で言ったらストイックで素直な女優。お芝居はやったことがないということだったので、モデルのKoki,ちゃんを活かせるか不安もあったが、素直で純粋な彼女を引っ張るのが監督の役目だと感じたのです」とその経緯について語る。

その上で、松尾のコメントに乗っかり「薄汚れた僕を浄化できると思って頼みました。結果、期待以上の答えを芝居で返してもらった」と太鼓判。

純粋無垢なkokiの前では“薄汚れた存在”だったと自虐的に語る清水監督と松尾だったが、松尾が「ちなみに僕の演技はどうでした？」と質問すると、5秒ほどの沈黙の後「…松尾さんも素晴らしかった」としかたなしに清水監督は答えるのだった。松尾さん…。