「1メートルの基準」をチコちゃんが解説 一見、細かく複雑に見える理由は…
『チコちゃんに叱られる』1メートルが策定された歴史を紹介。紆余曲折を経て、光の進むスピードが基準となった。
■正確性を求めて
メートル原器は白金イリジウム合金に材料を変え、30本作成。3本はパリで預かり、27本は世界各国に配布した。
やっとの思いで決まったメートルだったが、大きな問題点が。単位の基準は「絶対に変わってはいけないもの」だが、メートル原器というものとして存在する以上、衝撃によって欠ける、年月を経ると伸び縮みするという点をあげられ変更することに。
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■最後に光に決定
当時、原子から出る電磁波の波長が固有であることが注目され、1960年にクリプトン86の波長165万763.73倍した長さを1メートルとして決定するも、波の始まりと終わりどちらを基準にするかという点が問題視された。
その後、アインシュタインが提唱した相対性理論の「光は誰から見ても一定の速度で進む」という性質を使うのが間違いないという結論に至り、2億99792458分の1秒が1983年に導き出された。
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(文/Sirabee 編集部・Aomi)