ワクチン拒否の男性コロナ重症化で入院も 酸素マスクをはぎとり死亡
新型コロナウイルスの存在自体認めていない男性が、感染して入院。最後まで治療に抵抗し…。
新型コロナウイルスの死者がすでに14万人を超えているイタリアで、ワクチン反対派だったことが災いして重症化した50代の父親と20代の息子。ともに入院となったが、そこで息子が不幸な結末を迎えたことを、イギリスの『Mirror』『Mail Online』などが報じている。
■ワクチン接種を断固拒否
新型コロナウイルスの存在そのものを「信用しない」と言い、ワクチン接種を断固拒否し続けた、イタリア・ラツィオ州ラティーナのルイージ・コッセルさん(28)。
彼は今月、55歳の父親と相次いで新型コロナウイルスに感染し、ともに重症化した。父親もワクチン反対派だったことがわかっている。
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■治療を拒否した翌日…
親子はそろって同県のサンタマリア・ゴレッティ病院に入院したが、父親はより症状が重く、人工呼吸器が必要な状態に陥っていた。
それでも息子のルイージさんは「これはただの風邪。ワクチンも新型コロナウイルスも単なるでっち上げだ」と主張し、治療に抵抗。しかし、入院の翌日には急性呼吸不全と診断され、彼も集中治療室へと移された。