両親は新型コロナの嗅覚障害で気付かず… 2歳息子が火災を知らせ一家は無事脱出
火災発生を立派に知らせた2歳児を、母親は「ミニヒーロー」と呼んだ。
家で火災が発生し煙が充満していたにもかかわらず、臭いにまるで気付かずにいた両親。しかし幼い息子のおかげで助かったことを、『People』などアメリカのメディアが伝えた。
■新型コロナに感染した夫妻
アメリカ・テキサス州で5人の子供を育てている夫妻が、新型コロナウイルスに感染。そのせいで嗅覚・味覚障害が残っていたが、自宅で回復を目指していたという。
だが1月15日の午前4時30分頃、ぐっすり眠っている夫妻の部屋に息子ブランドンくん(2)がやって来た。ブランドンくんは母ケイラさんの足を軽く叩き、咳き込みながら何かを伝えようとしていた。
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■異変を知らせた息子
「ママ、熱い、ママ、熱い」。ブランドンくんにそう言われ目を覚ましたケイラさんは、すぐに部屋の様子を確認。すると入り口に火が迫っていたことから、ケイラさんはあわてて夫を起こして、逃げる準備を開始した。
夫妻はブランドンくんを含む子供たちを連れ、家からの脱出に成功。家は全焼してしまったが、7人の家族全員が無傷だった。