倉持仁医師、オミクロンとデルタの混在に警鐘 「体制構築が必要」
倉持仁医師が現在のコロナ禍に"必要なこと"を語り、オミクロンとデルタの混在に警鐘を鳴らした。
呼吸器専門医で肺炎治療のスペシャリスト・倉持仁医師が6日、自身の公式ツイッターを更新。オミクロン株とデルタ株が混在する現状について言及した。
■デルタが混ざる現状では…
同日、倉持医師は「今回の軽症者が多いオミクロンに肺炎を起こすデルタが混ざる状況では、速やかにPCR検査ができて、有症状が速やかに受診できる体制構築が必要」とコメント。
今月1日には、診療所の職員の作業が追いつかない状況にあることを報告していた倉持医師。さらに新型コロナウイルス新規感染者の中には、オミクロン株だけでなくデルタ株も混在しているため、現状の受診体制では無理が生じる可能性を指摘した。
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■「医療現場の負担は増す」
続けて「感染が広がると高齢感染者が増え、エクモは増えなくとも医療現場の負担は増す。検査もできずみなしとか、都合よく制度運用を勝手に変えて対策したと思ってはだめ」と強く訴えた。
先日の新型コロナウイルス新規感染者は21,122人。2日ぶりに2万人を超え、死亡者も今年最多を更新した。このままでは、倉持医師の言及したように医療現場の負担は増すばかりだ。