メキシコで日本人が体験した「恐怖体験」が話題… その治安の悪さに衝撃走る
日本人がメキシコのハイウェイで体験した「恐怖体験」が話題。投稿者に当時の様子を聞いてみると…。
■当時の話を聞いてみると…
恐ろしすぎる事件は2年前、メキシコ中央に位置するグアナフアト州のハイウェイで発生。
当時の心境を山口さんに聞いてみると、「何が起きたのか分からないという状況でしたが、路肩にいる数人の影を見て本能的に『とにかく止まってはダメだ』と思いアクセルを踏み込みました。フロントガラスにヒビが入って前方はよく見えないし、後ろから犯人たちが追ってくるかもしれないという恐怖で、生きた心地はしませんでしたね」と臨場感たっぷりに説明してくれた。
この他にも、駐車場でナイフを突きつけられてお金を要求されるなど、危険な場面に遭遇してきた山口さん。メキシコではそういう時のため、強盗に渡す用の財布(少額のお金を入れたもの)を用意しておくのが基本なのだという。強盗はお金が欲しいだけなので、大人しく渡せば逃げていくそうだ。日本では考えられない世界である。
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■メキシコ全土が危険?
あまりの治安の悪さに衝撃を受けた人も多いと思うが、メキシコ全土が危険な訳ではないので安心してほしい。山口さんによると、治安の良し悪しは場所によるという。それはマフィアの勢力図次第であり、抗争が激しい地域などは殺人事件の数が急増し、治安も急激に悪化していくのだ。
ちなみにグアナフアト州は、人口10万人あたりの殺人事件数が多い都市ランキング(世界)で6位に入っているが、マフィア同士の抗争による死者が大半を占めているそうだ。
取材の最後、山口さんにメキシコについて聞いてみると、「一般のメキシコの人たちは、貧しくても心優しい素敵な人が大半だということを強調しておきたいと思います」と熱く語ってくれた。
メキシコってめちゃくちゃ治安悪いと思われてますが、実際に私が危険な目にあったのは「高速を運転中に陸橋から石が大量に降ってきてフロントガラスがバキバキにヒビ入って車を止めようと思ったら路肩で待ち伏せしている連中が見えたので、そのまま全速力で突っ切った」程度なので大したことないですよ
— 山口慶明🇺🇸で何とか生きてる (@girlmeetsNG) February 12, 2022
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(取材・文/Sirabee 編集部・Sirabee編集部)