大学生が航空追跡システム開発 身の危険感じた米テスラCEOと金銭取引も?
自分の行き先を逐一ツイートされる恐怖に、イーロン・マスク氏が声を上げた。
アメリカの大学生が、プライベートジェット機をリアルタイムで追跡できるシステムを開発した。
同国の電気自動車メーカーのテスラでCEOを務めるイーロン・マスク氏は、追跡情報をツイートするbotアカウントの人気ぶりに危機感を覚え、学生とある交渉を始めたという。『sky news』や『Protocol』など海外メディアが報じている。
■航空追跡システムを開発
アメリカのフロリダ大学に通うジャック・スウィーニーさん(19)は、自身が以前開発した飛行機を追跡および特定できるシステムを利用して、起業家が乗るプライベートジェット機の離着陸時間を、リアルタイムで追跡できる仕組みを新たに構築した。
連邦航空局によると、本来こうしたシステム開発には高度な専門知識が必要らしく、単純なコーディングのスキルだけで作れるものではないという。
スウィーニーさんは航空業界で働いていた父親を持ち、その影響で幼い頃から航空追跡アプリを使い、飛行機を特定する遊びをしていた経験が生かされているようだ。
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■botアカウントのフォロワー急増
スウィーニーさんはテスラCEOのイーロン・マスク氏のファンだと自称しており、開発したシステムを使い、マスク氏のプライベートジェット機の離着陸時間から行き先までを追跡。その情報を逐一ツイートするbotアカウントを作成した。
またマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏やAmazon.com創設者のジェフ・ベゾス氏など、多数の実業家に対しても追跡botアカウントを作ったが、その中でもマスク氏専用のアカウントは、当初断トツのフォロワー数を獲得していた。