本物にしか見えないジオラマが話題 作者のこだわりは「こだわり過ぎないこと」
リアルすぎるジオラマ制作で話題のtakapaintさんにインタビュー。街の風景を描写する作品に匠の技が光る。
■制作工程が大反響を呼んだのは想定外
今回、快く取材に応じてくれたTAKAPAINTさんに話を聞いた。ジオラマやプラモデルの仕事歴を聞いたところ「10年ほど前から製作依頼を受けていましたが、仕事として意識しだしたのは5年くらい前からです」と話してくれた。
ジオラマの制作中に投稿したツイートが大反響を呼んだ点については「今までもっと手の込んだ作業をしていたものもツイートしてたのですが、今回の制作工程がここまでバズるとは全く予想していませんでした」と正直な心境を吐露。
「狙ってバズれるわけもないので淡々とツイートしていこうと思います」と今後もマイペースでの投稿を続けていく予定とのこと。
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■「リアル過ぎないこと」を目指す
作品に対するこだわりを尋ねてみると「リアルにこだわりすぎないことには注意しています。わざとらしいまでのケレン味のある表現をするのが好きです」と、意外な答えが返ってきた。
リアルな作品を制作するにはリアルに仕上げ過ぎないこと、という禅問答のような話だが、これもTAKAPAINTさんの技術があればこそだろう。
さらに作品を彩る飾台にも強い思いを持って接していると言い、「作品とは別の部分として軽視されがちですが、作品同様に異常にこだわってしまいます」と見落としてしまいそうな部分にまで魂を込めている。
今後制作してみたい作品について「クルマとフィギュア」と、根強いファンが多く存在する作品の制作にも興味を示した。
TAKAPAINTさんの作品は隅から隅まで「リアル過ぎないリアル」を体現しており、見た者を虜にしてしまう独自の世界観を持っている。ぜひ作品の数々を見て心を震わせてみてはいかがだろうか。TAKAPAINTさんのYouTubeチャンネルはこちら
塀汚し中・・・面白い! pic.twitter.com/CyjRl1LR5s
— TAKAPAINT (@tkc_sa) February 16, 2022
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(取材・文/Sirabee 編集部・Sirabee編集部)