食糧求め半年で民家40軒に侵入… 人を恐れないクマの捕獲をめぐり議論発生
人間の家を食糧庫だと思っている…? 極端に人なれしたクマの侵入に、住民たちは悩まされている。
■捕獲計画は難航
ハンクの処遇については、州当局が捕獲を行い安楽死させる計画が持ち上がった。しかし保護団体などから猛烈な抗議を受けて、断念している。
州の野生動物局と非営利の野生動物保護グループであるベアリーグは、ハンクをコロラドにあるクマのための保護区に移送するべきだと主張しているが、そのための見通しは立っていない状態だという。
関連記事:シベリアンハスキーを迎えたはずの一家 まさかのキツネを売られて大混乱
■扱いに意見分かれる
このニュースについてSNSでは「クマを甘く見すぎじゃないか」「行政はクマを全くコントロールできていない」「もっとひどいことが起きてからでは遅いのに」と、ハンクを捕獲しない当局の対応に厳しい意見が多くある。
一方で、「このクマはただ普通に生きているだけ、傷つけないで!」「コロラドの聖域に送ってあげて」「家に来て好きなだけご飯を食べるといい」と、保護を望む声も多数寄せられているようだ。
・合わせて読みたい→小屋の中で食糧あさる熊と遭遇 60代女性が投げつけたモノで九死に一生
(取材・文/Sirabee 編集部・びやじま)