いきなりステーキ「新ランチ」は起死回生になるか? 記者が覚えた違和感

いきなりステーキでテスト版ランチメニューが登場。食べた記者が覚えた「疑問」とは。


 

■味に満足も「量が少ない」

一方、友人はワイルドステーキ&ワイルドハンバーグと、いきステの看板メニューを合体させたコンボに挑戦中。

鉄板で肉を焼き上げ、まずは塩コショウだけ。その後付いてくるオニオンソースをかけて味わっている。「ずっと前一回ワイルドステーキ食べたことがあったが、その時よりかなりおいしく感じた。ハンバーグは予想以上にジューシーで身が詰まっている」と絶賛する。

一方で「ただ一つ残念な点を挙げれば、量が少ないかな。ステーキ3切れ、ハンバーグ2切れじゃすぐ終わってしまう」と率直な感想。

じつはこの彼の意見、至極まっとうなのだ。


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■「これまでとの違い」はどこに?

これまでいきステでは、同じく平日開店~15時まで、ライス、スープ、サラダで構成された「お得なランチセット」を220円で提供し続けてきた。

グリルチキンステーキ(220グラム)は単品で770円で、お得なランチセットをプラスすると990円。つまり、今回「テスト販売開始!」と喧伝されたテストランチのグリルチキン990円と何も変わらないのである。

同じ足し算をすればわかるが、ワイルドハンバーグも過去のセットと同額。ワイルドステーキは75円オフ、ヤングカットステーキは65円オフになる計算だったが、いずれも割引率は5~6%程度。うーん、お得とは言い切れないレベルかも…。

そして件のワイルドコンボだが、こちらはグランドメニューではステーキ150グラム、ハンバーグ150グラムの構成で単品1,485円。テストランチでは肉量が3分の2ほどに減量されているため単純比較はできないが、ランチタイムに向け「量を少なくして値段を抑えた」という商品となる。昼だからがっつり食べれない人や、少食の人向けには良いかもしれない。

記者がもし頼んだらライス大盛り&お替りで堪能する予定だが全体的に「もっと攻めてほしかった」というのが本音。このテストランチ、本スタートの際はどこが採用、そして改善されているか、注目していきたい。

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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤

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