トイレ入口を施錠式にした学校を保護者が非難 「使用は許可された時間帯のみ」
生徒の行動に頭を抱える学校側。どんな対策にも保護者からの批判は付き物か…?
サボったり携帯電話をいじったりするために、授業中にトイレに立つ生徒が多いことに苛立ちを抱えていたという学校。しかし、その対策としてとった措置が、保護者の間に波紋を広げてしまった。イギリスの『Metro』や『Kent Online』が報じている。
■トイレ入口にシャッター
問題となっている学校は、イギリス・ロンドンの南東に位置するケント州にある『ザ・ハンドレッド・オブ・フー・アカデミー』。4~18歳までが通う一貫校だ。
学校職員たちは、学年が上がるにつれ、多くの生徒が授業中にトイレに立つことに日頃から頭を抱えていた。授業をサボる、携帯電話を使用する、これらが目的であることはほぼわかっているという。
そこで学校側は、トイレを施錠式にすることに。さらに鍵の破壊を防ぐため、頑丈なシャッターまで備わっているという。
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■「基本的人権の侵害だ」
授業と授業の間や昼休みなど、限られた時間帯にのみ教師がパスで鍵を解除し、生徒たちはそのタイミングでトイレを使用する。
万が一、授業中に急に催してしまった場合は、その時間に手が空いている教職員に連絡し、生徒に付き添ってもらうという。だが、このやり方を保護者の多くが批判。「トイレの使用制限は、基本的人権の侵害だ」と波紋を広げている。