アラブ人が教える 日本では絶対食べられない「アラビア風炊き込みご飯」豆知識
ドバイで食べられるイエメン発祥の炊き込みご飯「マドゥフーン」が激ウマ。
■UAE人に食べ方を教わる
ムサビさんに現地風の食べ方を教えてもらいながら味を説明すると、アラブ人の人たちはこういった床にシートを敷き、手を使ってマドゥフーンを食べる。
片膝をつき右手に肉少しとご飯を掴みながら食べるのが本場風。お好みでヨーグルトやトマトサルサもつけて食べよう。あまりのウマさにムサビさんのように目がうつろになること間違いナシだ。もちろん手が苦手な人はスプーンやフォークでも食べられる。
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■本場はヤギ肉を使用
マドゥフーンに使われる肉は左のマトンが多いのだが、UAE式は右のようなヤギの塊肉を使う。UAEは暑くてヒツジが生きられないので、ヤギが本場のようだ。
ヤギの肉は沖縄県以外ではあまり食べないかもしれないが、スパイスを塗ってじっくりと焼かれたヤギ肉は旨味が強く最高に美味。ご飯が進みまくってヤバイ。
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■ぜひドバイでマドゥフーンを
ちなみに、まとめて提供する以外にもこうやって分けてくれるので安心。マドゥフーンもマンディと同じくイエメン発祥の料理で、本来は穴を掘ってそこに炭を入れ、じっくり加熱する。マンディよりもシンプルな味付けが日本人向けだ。
なぜマドゥフーンが作られたのかは諸説あるが、山の民のごちそう説や、砂漠の獣から肉を隠しながら焼く料理が生まれたなどが有力。今後海外旅行が簡単になったら、ぜひドバイでマドゥフーンを食べてみてほしい。
ドバイ最強メシのひとつ「マドゥフーン」。優しくスパイス香るバスマティライスの上に、ゴロッと乗ったマトンは柔らかくジューシーで最高の組み合わせ。昔からあるアラブのごちそうで、日本ではまず食べられない逸品です。 pic.twitter.com/wuCAUqI6ow
— 熊田熊男 (@yamasan15588510) March 23, 2022
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(取材・文/Sirabee 編集部・熊田熊男)