古市憲寿氏、“ワクワク割”に「ひどい名前」と失望 社会の分断も懸念

古市憲寿氏が、SNSでも物議を醸している「イベントワクワク割」のセンスに失望。

2022/04/09 16:15

古市憲寿

社会学者の古市憲寿氏が、9日に自身のツイッターを相次いで更新。政府が検討している「ワクワク割」のセンスに失望感を示し、「社会の分断も生む」とも批判した。

【ツイート】政府の“ワクワク割”をバッサリ



 

■「ひどい名前のキャンペーン」と一刀両断

政府はワクチン接種を条件にスポーツ観戦やコンサートなどの代金が割引される「イベントワクワク割」を5月にも始める方向で検討中。

しかし、そのネーミングセンスにはSNSを中心に批判が多く、古市氏もこれに「『イベントワクワク割』のセンスのなさには呆れを通り越して悲しくなってしまった」と失望する。

また、ここから「やるべきはひどい名前のキャンペーンではなくて、医療体制含めて社会を元通りにする準備ができました、と宣言し、人々を安心させることでは」と具体的な批判ポイントにも触れていった。


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■ワクチンによる分断も懸念

古市氏はワクチン接種が強制ではないことに鑑み、「本来、プライバシーに属すること」「それを複数人で行くことが多いイベントと組み合わせることで、無用な分断を生みはしないか」と懸念する。

また、「こういう間抜けな名前のキャンペーンは、社会の分断も生むと思うんだよね。コロナに対して慎重な人と、何ともないと思っている人、ワクチンに対して肯定的な人、懐疑的な人たちがいるわけだから」と社会の分断にも言及。

「『こういうキャンペーンがあるからもう安心!』ってならないでしょ」と冷静に指摘した。

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