世界遺産のロンドン観光名所「ビッグ・ベン」に鉄筋激突 130億円の修繕直後
修繕工事を終え、美しさを取り戻したビッグ・ベン。先月公開されたばかりだったのに…。
世界でも人気が高い観光地であるイギリスのロンドン。その市内随一の観光スポットが、なんとも気の毒な状況に見舞われているという。フランスの『Opera News』や『LAD BIBLE』などの海外メディアが報じた。
■ビッグ・ベンに鉄筋が
その状況を目撃したサラ・ハイネスさんによると、彼女は今月2日、ロンドンのシンボル的な存在で、世界遺産(文化遺産)にも登録されているウェストミンスター宮殿やその周辺を観光していた。
そして、テムズ川沿いを歩いていると、通行人や建設関係者らが、何やら神妙な面持ちで上を見上げていることに気付いた。なんと、宮殿に併設されている有名な時計塔「ビッグ・ベン」の横腹に大きな鉄筋が激突していたのだ。
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■かなりの衝撃か?
じつはその1週間ほど前から、かなりの強風が続いていたロンドン。ビッグ・ベンのふもとを修繕していた足場や鉄筋が、強風にあおられ激突したと考えられている。
建設関係者らは何とか鉄筋を離すよう試みたものの、風が強く、離せばまた塔に激突ということを、何度も繰り返してしまったそうだ。
サラさんは「ぶつかった所から、何かが壊れたり落ちたりといった様子は見受けられませんでしたが、ぶつかる度に衝撃はかなりなものでした」とメディアに話している。