大学の対面授業再開も 「食べる場所がない」「思ってた学食と違う」…学生の悲痛な声
お昼どきの大学の学食には大行列が。学生たちは落ち着いて食事できないようで…。
4月に入って2週間──。大学では対面授業を再開するケースが増えている。部活やサークルの勧誘、友達との飲み会…ようやく大学に活気が戻りつつあるが、問題点も。登校する学生が増えたことで、学食に多くの人がごった返しているというのだ。
学生の間では、「食べる場所がない」と悲痛な声も聞こえてきて…。
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■「学食混みすぎ」の声
コロナが始まり3度目の春。全国の大学で対面授業を一気に再開する学校が増えており、慶應義塾大学は対面授業の割合を5割から9割に増やし、明治大学はアルコール消毒などの感染対策を徹底した上で全面的に対面授業を実施するとしている。
サークルの勧誘なども始まり、待望のキャンパスライフを満喫している学生も多くなる。ただ、登校する学生が増えたことで、意外だが「学食」に人があふれてしまっているとの情報が…。
ネット上では、「学食の混み方尋常じゃねぇ。座れる場所ない」「人が少ない学食に慣れてたからいまの混み方ちょっとムリ」「行列並んでたら三限遅刻した」「昼どきの食堂と中庭の混み具合えぐすぎ…」などの声が多数あがっている。
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■大学外の飲食店に長蛇の列
いま、大学の学食はどうなっているのか。学食ランキング1位に輝き、学生以外の利用者も多かった東洋大学に足を運んだ。12時すぎに白山キャンパス(東京文京区)を訪れると、正門の前に3~4人の警備員が立っており、学生証を提示しないと学内に入れないなど、物々しい雰囲気だ。
学食は午前10時から夜8時まで営業しているが、学校から出てきた学生によると「お昼どきは入れないことが多い」という。学外で食べようとする学生も多く、ラーメン店ややよい軒、コンビニには長蛇の列ができていた。
水道橋にある日本大学経済学部(千代田区)の学食は、10時~午後4時まで営業。学生によると、やはり昼どきは混むため、時間をずらして行っているという。また、食堂にはアクリル板が設けられているため、「周りがざわざわすると、友達の声が聞こえにくく、会話もしにくい」(日大生)とのことだった。