足元に置かれた白い虫、なんと震度4を無効化 驚きのポテンシャルがいま話題に…

全国各地で地震が観測されている昨今。そうした背景もあってか、今人々の間では「ある虫」が話題となっているようで…。

2022/04/15 04:45


 

■単純に「耐久力」が強すぎる…!

3月16日の23時36分、福島県沖を震源地とする最大震度6強の地震が発生し、東北地方および関東地方を中心に震度4から5の揺れが各県にて観測された。

千葉県在住のツイート投稿主・よっしーさんのエリアでは、震度4の揺れが発生したのだが「フィギュアの足部分にひっつき虫を使用したところ、今回の地震でもビクともしませんでした」というコメントも見られたように、地震によるフィギュアの被害はゼロだったという。

よっしーさんは、ツイート投稿の背景について「同日の地震でフィギュアが倒れそうになったり倒れているツイートを拝見して、少しでも皆さんの助けになればと感じた次第です」と振り返っていた。


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■一度「廃番」を経験した苦い過去が…

続いてコクヨに「ひっつき虫」の詳細を確認すると、こちらは2003年3月ごろから発売となったロングセラー商品ということが判明。しかし現行の仕様になるまでに紆余曲折を経ており、じつは前身となるピンク色の「ひっつき虫」が存在したというのだ。

コクヨ担当者は「前身の商品は現在のように白色ではなく、ピンク色をしていたそうです」「色付きだったことで、接着面への色移りのリスクがあり、ほどなく廃番になったと伝わっております」ともコメントしており、確かに「ピンク色の粘着剤」はユニークな分、必要以上に自己主張が激しくなってしまいそうだ。

そうした事情もあって一度は廃番となった「ひっつき虫」だが、その後は同社「お客様相談室」に同様の商品を求めるユーザーの希望が殺到する事態に。

ひっつき虫

そこでコクヨは、色をピンクから白に改めた新デザインの「ひっつき虫」の再販を決定。色移りのリスクがなくなった「ひっつき虫」は現行のデザインと同じもので、約20年に渡ってユーザーたちに愛され続けている。


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■「大活躍」のシチュエーションに思わず納得

なお「ひっつき虫」は商品名だけでなく、その使用方法もなかなかにユニーク。

ひっつき虫

必要量をシートからちぎって何度かこねてから対象物に貼り付けるのだが、この「こねる」という工程が非常に重要で、コクヨからは「ガムのようなイメージで、こねることで軟らかくなって粘着力も発現します」というアドバイスも見られたのだ。

一度貼った後にはがして再度使用することも可能なうえ、テープ類では固定しづらいフィギュアなどの立体物もしっかりホールドできるほか、シートから「ちぎる」手順を踏むことで、使用量を状況や好みに応じて調整できるのもかなり嬉しいポイント。

ひっつき虫

活躍する場面も非常に多く、置物やフィギュアの固定はもちろん、ポスター掲示の際や、穴埋めのパテ、プラモデル等を塗装する際のマスキングとしても活用できるのだ。

中でも「撮影用サンプルの固定」時には同商品がマストアイテムなようで、コクヨも「特に、小物を撮影するカメラマンには必須のアイテムと伺っております」「撮影時に『小物を特定の角度で固定したい』というシーンが多くあり、そうした際にひっつき虫が役に立つそうです」と、太鼓判を押す。

ひっつき虫

さらには「文具メーカーである私どもも、ボールペンのように転がりやすいものを撮影する時などによくひっつき虫を利用しております」という笑顔のコメントも見られ、「ひっつき虫」の汎用性が非常に高いことが改めて感じられたのだ。

やはり、昨今の地震事情から注目度が高まっている商品なので、気になった人は早めに入手しておこう。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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