ビーチに座礁したイルカがストレス死 集まった群衆が誤った方法で海に帰そうと…
座礁したイルカに遭遇したら、まずは当局に通報。囲んだり餌を与えたりせず、遠くから見守るべきだという。
■取り囲むことすらNG
TMMSNは、弱っている海洋動物に遭遇したら、ただちにホットットラインに知らせてほしいと電話番号を示している。取り囲んだり餌を与えたりせず、150フィート(約45メートル)以上離れたところから見守ることが正しい方法だという。
また、海に戻してあげたいという親切な気持ちは理解できるものの、「体を押される、体に触れられること自体が動物にとっては強いストレスとなるという事実を覚えておいてほしい」とのことだ。
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■怒りの声が続々と
アメリカ海洋大気庁によると、この国では2002年以来、銃、クロスボーで撃たれる、刃物で刺されるなどして少なくとも27頭のイルカが殺されているという。
このたびの件に関し、「イルカは苦しんで死んでいった。この若者たちも同じように苦しむべき」「弱った動物にまたがるなんて非常識。とても考えられない」などと世間からは大きな怒りの声が湧いている。