『使用済マスク売ります』問題 事情通は「販売者はギャルではなくおじさん」と推察
使用済みマスクをネットで販売する女性が昨今急増している。しかし「販売者は女性ではない」と指摘する声も。
ネットで話題を呼んでいる「使用済みマスク」の販売行為。ツイッター上では「#使用済みマスク売ります」のハッシュタグを添え、投稿を続けるユーザーが後を絶たないが…。
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■ツイッターで宣伝しフリマアプリへ
一部で跋扈している使用済みマスクの個人販売。ツイッターで検索をかけると、顔写真や胸元をプロフィール画像にした自称「JK」「20歳女子大生」「新卒OL」のアカウントが、リップやファンデーションをべったり付けたマスク画像を次々とアップしている。
それらは使用済み下着、パンストなどの売却を日常的にほのめかすアカウントばかりで、「靴下3000円、おぱんつ5000円、マスク500円」とご丁寧に値段表を自作するユーザーも存在。類は友を呼ぶのか、それに「興味があります」と返信するユーザーの書き込みがいくつも確認できた。
使用済みマスクはおおよそ1枚800円前後の値付け。その後、購入希望者とはDMで秘密裏にやりとりをした後、匿名で送金・配送ができるフリマサイトなどを活用し取引を行っているようだ。
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■水面下で不気味なトレンド化
使用済みマスク売却はモラル面からすると大きな問題があるが、法令違反とは言い切れないのが現状である。
東京都の「青少年の健全な育成に関する条例」(青少年育成条例)を見ると、着用済み下着等の売却、売却の依頼を受けること、売買の仲介等を行うと条例違反になり「50万円以下の罰金」。しかし、マスクはその対象と明言されておらず、各県の条例も大差がない。
都内のブルセラショップ関係者に話を聞くと、「一時期はマスクも置いていたがこんなご時世もあり、いまは取り扱いを止めている。客からの問い合わせは定期的に来ていた」とのことで、コロナ流行後、水面下でトレンドが広がっていったことを明かす。