快活クラブ「まぜそば」がウマすぎと話題 しかし都心では見つからない「幻の存在」で…
快活CLUBで期間限定で販売しているまぜそばが好評だ。都内で食べようとしたところ、思わぬ「事件」が…。
■都内では食べられない?
ラーメン大好きな記者としては、食べないわけにはいかない。4月中旬、腹をすかせて東京・新宿の快活CLUBに足を運んだ。…だが、店内にまぜそばのメニューがない。
店員に聞いてみると、食事メニューは提供していないとのことだった。その後、池袋や渋谷など都心部にある店舗に電話で確認するも、どこもまぜそばは提供していなかった。公式HPには「一部お取扱いのない店舗がございます。予めご了承くださいませ」の文字。“一部店舗”ばかり記者は当たってしまったのか…。
都内の快活クラブで働く店員によると、「都心の駅近のところは食事を提供していないところが多いんです。郊外の国道沿いなどにある規模の大きな店がメインで、たとえば八王子や町田など。都内ではその2店舗しか提供していないはず…」(都内の快活クラブの店員)とのこと。まさか都内の店舗のほうが実施しているところが少ないとは予想外だった。
どうやら、都内では簡単には食べられない「幻の1杯」のようだ。
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■豚骨まぜそばを食べてみた
後日、ようやく時間をとって東京から約4okm離れた八王子店に。個室に入り、期待の品を食べてみることにした。
頼んだのは、豚骨まぜそばとご飯のセット(940円)。注文はパソコンのボタンを押すだけで、10分ほどで店員が席まで持ってきてくれる。
太麺の上に豚バラ肉、ネギ、半熟卵、のりが乗っている。麺を混ぜると白く濁った濃厚そうなタレが見える。これは期待が持てそうだ。
全体をよく混ぜてすする。塩気が強く、ほのかに甘さのある豚骨ダレが利いて、コッテリしていておいしい。ラーメン二郎や家系ラーメンを好んで食べる記者には、堪らない味付けだ。
豚肉は麺が隠れるくらい大きいが、しゃぶしゃぶ状に茹でているため脂はのっているもののさっぱりとしている。3分の1ほど食べたところで“味変”に移る。
酢とラー油が一緒についてくるので、どちらもたっぷりかける。酢で豚骨ダレがさっぱりしつつ、ラー油がほどよいアクセントとなり、箸が進む…。
麺が残り少なくなったところで、今度はご飯を投入。まぜそばでおなじみの残ったタレにご飯をかける「追い飯」だ。
記者は、いつも追い飯のときに麺を少し取っておく。タレを吸った麺とご飯を合わせることで、そば飯のようになって、無限にご飯が進むのだ…。
食べ終わった後は、席から離れて、フードコートのように返却コーナーに置くだけ。人とのやりとりが少ないところもうれしい。
お皿を返し、自分の席に戻る途中で無料のソフトクリームを作って食べる。快活CLUBのソフトクリームは濃厚でおいしいのだ…。
この日はコーヒーなどドリンクを数杯飲みつつ、個室で6時間仕事をしたが、まぜそば代と合わせても2,700円。ドリンクは飲み放題。食事もできてこの値段はかなりうれしい。
味もコスパも文句なしだったが、欲を言うと、やはり都内でももう少しまぜそばが食べられるところを作ってほしい。…作ってほしい。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)