大学のロシア語履修者は減った? 東大に聞くと「意外な答え」が返ってきて…
ロシアのウクライナ侵攻が激化する中、大学のロシア語選択者に「異変」はあったのか。
■東京大学の回答
日本の最高峰である東京大学も、今年のロシア語履修者は増えたのだろうか。東京大学に問い合わせたところ、「個別の授業科目の履修人数は公表しておりませんが、初修外国語(いわゆる第二外国語)でロシア語を選択する学生数については、例年と比較して大きな変化はありません」(東京大学教養学部)とのことだった。
つまり、今回の件を受けて、極端に履修者は減っていないということだ。
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■「ロシアの文化を調べる学生も」
都内の国立大学に通う学生は、学生は冷静な視点を持っていると話す。「私の大学でもロシア語の履修者は少し増えたと聞きました。ロシアに対して差別的な意識を持つのではなく、これを機にロシアの文化や歴史を調べたり、本を買っている人もいましたよ」(都内の国立大学に通う学生)。
「ロシア語は敬遠されているのでは」と予想していた記者にとって、それは意外な結果となった。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)