歯科の研磨ドリルの先が外れて患者の肺に 4日かけロボットカテーテルで除去
「外科的手術は最終手段に」と医師。最新鋭のロボットカテーテルでの除去が採用された。
アメリカ・イリノイ州の男性が最近、歯科医で驚くような経験をした。虫歯を削るための研磨ドリルの先に取り付けられたドリルビット(バーとも)が外れてしまい、スルッと喉の奥に入り込んでしまったのだという。
恐ろしいアクシデントの話題を『WISN-TV』『KFVS-TV』などが伝えている。
■突然はずれたドリルピット
驚きの話題を提供したのは、歯科医で 虫歯の治療を受けたというイリノイ州在住のトム・ジョッシさん(60)。歯科医が虫歯を削っていたところ、研磨ドリルの先に取り付けられていた長さ2センチのドリルビットが、カチッと外れてしまったという。
どこに飛んだのか歯科医はあわてて探したが、どうしても見当たらなかったという。
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■CTで判明した肺の異物
トムさんが咳をしていることが気になった歯科医は、喉の奥についてCTを撮ることに。その画像から、肺に細長い異物が入り込んでいることが判明した。
トムさんはただちに、北に位置するウィスコンシン州のオーロラ・メディカルセンターに運ばれ、人工的に眠らされた後、外科医がドリルビットの除去を試みた。最初に検討されたのは、胸を開いての外科的手術だったという。