ローソン入店後、思わず目を疑う光景が… 4文字の「神対応」の正体が最高だった
愛知県にある某ローソン店舗。その内部の様子が「どう見てもコンビニじゃない」と話題になっているのだ…。
■店舗の「本気度」が素晴らしすぎる
今回取り上げた「駄菓子コーナー」が誕生したのは、2018年7月からのこと。
展開の背景について、ローソンからは「近くに小学校があることや、お子様のお客様も多いことから、喜んで頂ける売場づくりを考えました。最近は昔ながらの駄菓子屋さんがなくなってしまったので『コンビニの駄菓子でどうしたらワクワクできるか』を考え、駄菓子屋さんをイメージした売場にいたしました」という回答が得られた。
前述の通り、駄菓子の販売に力を入れ出したのは18年からだが、21年3月の店舗改装にて「さらにワクワクしてもらえる売り場」を目指し、現行の看板や屋根が設置されたという。
通常のローソン店舗と比較すると駄菓子の展開は約6倍になるそうで、同店がいかに駄菓子に注力しているかが伺えるというもの。
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■細かい部分の配慮も最高
こうした店舗側のこだわりというのは、ユーザーに対する「配慮」が欠けていると些か残念な結果になってしまうのが世の常だが、同店は「ユーザーファースト」の立場を、しっかり貫き通しているのがポイント。
例えば駄菓子の陳列もひと工夫されており、隣のスナック菓子コーナーと比較すると非常に分かりやすく、棚の高さを「低め」に設定している。さらに、いわゆる「大人買い」用の商品を上段、「子供用」の商品を下段に陳列することで、商品が手に取りやすいよう文字通り「ユーザー目線」に配慮した工夫を施していたのだ。
店側のそうした思いは利用客にもしっかり届いているようで、「菓子カテゴリー」商品の販売動向は前年比で約3割増と、かなり好調な様子。幅広い世代のユーザーが駄菓子を購入していく様子を受けて「大人買いも多いので、大人の皆さんも駄菓子を必要とされているのだと思います」というコメントも見られた。
一番人気の商品は『おやつカルパス』で、昨年3月の改装以来、800個以上も売れているというから驚きである。
なお同店では「駄菓子コーナー」の他にも、見ているだけでワクワクするような特徴的なビジュアルをした売り場を多数設けており「地域密着型店舗」としての矜恃が感じられた。
店舗周辺は田畑に囲まれており、近くにショッピングモールなどもないため「楽しい買い物の場を提供したい」という思いが、店側の原動力となっているそうだ。
かつて全国に数多く存在した駄菓子屋と比べ、チェーン店であるコンビニは、どこか人同士の繋がりが希薄に感じられる…という人もいるかもしれない。しかし話題のローソン店舗が見せたように、コンビニならではのユニークな方法で、地域の人々と密接に繋がり合うことはじゅうぶんに可能なのだ。
そうした観点から見ると、同店舗の試みは今後のコンビニの「ニュースタンダード」となっていくかもしれない。
【店舗詳細】
「ローソン あま七宝遠島店」
愛知県あま市七宝町遠島大切戸1418
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)