女性が産休中に解雇され知らずに職場復帰 黙秘の上司に賠償金500万円命令

育児に奮闘する部下に「クビだ」となかなか言い出せず…。上司の余計な気遣いが仇になった。


 

■上司の言い分

この件に関する審判で、アナスタシアさんの元上司は「解雇によるショックが母乳育児に与える影響を心配しました」「母親より子供のほうが大事だと考えたのです」などと主張した。

実際には2017年秋には解雇しようと考えていたことなども明かしたが、アナスタシアさん側は「解雇ならもっと早い段階で知りたかった」「そうすればより早く職探しを始めることもできたのです」と猛反発している。


関連記事:定時出退勤を「やる気なし」と怒られ… 解雇女性の投稿に上司への批判殺到

 

■賠償金が支払われることに

この件を不服としたアナスタシアさんに対し、上司側からは30,672ポンド(約500万円)が支払われることになった。解雇は不当であったと認められ、それに性差別なども絡むと判断されたからだ。

解雇につき伝えにくかったという上司の気持ちも理解できないわけではないが、アナスタシアさんは余計に苦しみつらい思いをするはめになってしまったのだった。

・合わせて読みたい→点検したばかりの幼稚園での倒木で女児が死亡 激怒した保護者が法的措置を検討

(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

母乳がいいって絶対ですか?【Amazonでチェック】

賠償金話題解雇産休翻訳記事母乳育児
シェア ツイート 送る アプリで読む


人気記事ランキング