苦渋の値上げに踏みきる福しん、クーポン券はどうなる? 本社が「正式回答」
人気ラーメンチェーン店の福しんが値上げに踏み切る。ギョウザ半額デーはどうなるのか…。
ゴールデンウイークに入ったが、外食に行っても多くの飲食店が値上げしていて、気落ちする人も多いかもしれない。そんな中、人気ラーメンチェーン店の福しんも一部商品の価格改定を発表。
同店名物だったクーポン券やギョウザ100円サービスはどうなってしまうのか。福しん本社に問い合わせると…。
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■ラーメン390円の低価格
福しんは東京都豊島区に本社を置き、東京23区の城南エリアを中心に34店舗を展開するラーメンチェーン店だ。同店の特徴は「あなたの街の食卓」というキャッチコピーを掲げているように、手もみラーメン390円、みそラーメン560円、餃子6個200円、肉チャーハン670円など、ほとんどのメニューが600円~700円前後と非常にリーズナブルなこと。
ラーメンの味はまさに「こういうのでいいんだよ」を体現するどこか懐かしく安心する味で、隠れたファンも多い。記者も10年前の大学時代、アルバイトの給料日前によくお世話になった…。
そんな同店は、サービスが豊富なことでも有名。定食のライス大盛り、麺大盛り、チャーシュー2枚追加などが無料になるクーポン券や月2回餃子が100円になる「ギョウザ半額デー」など、至れりつくせりだ。
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■5月9日から一部値上げ
ただ、飲食業界は原材料価格高騰によって「値上げラッシュ」の波にのまれている。松屋や吉野家、すき家といった牛丼チェーン店や丸亀製麺、餃子の王将など、庶民の味方が次々と値上げに踏み切っている。
また、価格を維持することを発表していた日高屋もモリモリサービス券が終了することを発表し、ネット上で悲しみの声があふれた。そんな中、福しんも4月27日にホームページで「5月9日から一部商品の価格を改定する」と値上げを示唆する発表を行った。
しかし、同店の看板メニューである手もみラーメンや餃子の価格は維持するという。