葬儀業者の「レンタル棺」に注目集まる 高い費用を抑えたい顧客ニーズに応えて
棺もレンタルですます時代に? 葬儀のカタチもさまざまだ。
想像以上にお金がかかると言われる葬儀。費用の捻出が困難な人も増える中、葬儀業者がさまざまなプランを提供し、話題を集めている。
興味深い取り組みについて、『Metro』など海外のメディアが伝えた。
■葬儀費用に頭を抱える人々
生きていくには、大金が必要だ。「生活に困るほどお金がない」という人も少なくはない。
しかし人間はいつかは死ぬ。家族が亡くなれば葬儀を執り行い見送るケースがほとんどだが、葬儀費用はばかにならず、いざという時に頭を抱える人も多いようだ。
そんなケースに葬儀業者も注目し、さまざまなプランを提案。顧客のニーズにうまく応えるべく、工夫しているのだという。
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■レンタル棺が注目される
イギリスでは、伝統的なタイプの棺にかかる費用は450ポンド(約7万3,611円)とのこと。そこで複数の葬儀業者は知恵を絞り、レンタルできるものは顧客に安く貸し出そうと考えた。
葬儀関連団体の関係者はメディアの取材に応じ、「ご予算の範囲で特別な葬儀を執り行うことは可能です」とコメント。レンタル棺については、葬儀にも埋葬にも使用して構わないそうだ。
遺体は葬儀の後に棺から取り出し火葬する、もしくは安価な入れ物に詰め埋葬し、棺は次の希望者に貸し出すのだという。場所によって異なるが、棺にかける費用は半額以下ですむそうだ。