腰痛に悩む25歳女性の仙骨に乳幼児頭大の巨細胞腫瘍 X線検査でも見つからず

「姿勢が悪いから」と整形外科医は言ったが、婦人科の検査でひどい腰痛の原因が見つかり…。

2022/05/08 14:30

腰痛・女性

長いこと腰痛に悩まされているという人。原因は人それぞれだろうが、背景に恐ろしい病気が潜んでいることもしばしばだ。20代の女性が今、大変な腰痛の症状と闘っていることをイギリスの『Metro』などが報じている。



 

■「姿勢が悪い」と整形外科医

女性はアメリカ・ペンシルベニア州のフィラデルフィアに暮らし、双子の育児に励んでいるエリー・チャンドラーさん(25)。彼女は産後の2019年12月ごろから、背中と腰の痛みに悩むようになった。

2021年10月に初めて整形外科を受診してレントゲンを撮ってもらったが、医師は原因がわからないとして「姿勢の悪さを治すように」と指導。エリーさんは骨盤をサポートするクッションを購入し、鎮痛剤を飲むことになった。


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■胃腸科、泌尿器科から婦人科へ

だが痛みは増し、排尿や排便にも支障を感じるようになってきたエリーさんは、尿路感染症や過活動膀胱、過敏性腸症候群を疑ってさまざまな科を受診。しかし、解決には至らなかった。

そのしばらく経った後、エリーさんは子宮や卵巣など婦人科の定期健診を受けた。そこで超音波検査を行った若い女性の医師が、直腸と膣の間に大きな塊の存在を発見。CT検査で、それが仙骨から発生していることを突き止めた。

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■赤ちゃんの頭大に育っていた腫瘍
腰痛検査骨盤レントゲン脊椎CT腫瘍翻訳記事巨細胞腫瘍骨端軟骨線仙骨
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