ゲームを「eスポーツ」と呼ぶことに疑問? 30代を境に意識差がクッキリ
高額賞金の世界大会も行われ、メディアに登場することも増えた「eスポーツ」だが…。
かつて、「ゲームは1日1時間にして、子供は外でスポーツでもして遊びなさい!」などと言われた経験者も少なくないはずだが、最近つとに耳にするようになった言葉が「eスポーツ」。
コンピューターゲームをスポーツとして捉え、高額な賞金を狙う世界大会も数多く開催されている。今や、eスポーツプレイヤー/プロゲーマーは、子供たちがなりたい職業の上位にランクインする時代だ。
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■3割弱が疑問
一方で、日がな画面に向き合っているのに「スポーツ」というのは…と感じる人もいるだろう。Sirabee編集部が全国10〜60代男女1,000名を対象に調査したところ、「eスポーツという言葉に疑問を感じる」と答えた人は、全体の28.9%に及んだ。
メディアで耳にすることも増え、憧れの職業にもなりつつある現在、疑問を感じる人は少数派になっているものの、とはいえいまだ3割に迫る勢いだ。
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■世代間の意識差が顕著に
今回の調査結果を年代別で分析してみたところ、若い世代とそれ以外で明確な意識差が判明した。
50代・60代では、eスポーツという言葉に疑問を持つ人の割合が4割超え。30代・40代でも3割を超える。一方で、10〜20代ではわずか11.0%。この世代では、9割近くが全く疑問を感じていないことがわかった。
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■エンタメとして定着できるか
プロゲーマーと同じく、子供たちにとって憧れの職業としてもはや定着しているのがユーチューバー。さまざまなスタイルの動画配信者が増え、今ではテレビ番組よりもYouTubeをよく見る…という人もいるだろう。
芸能界からYouTubeに進出する芸能人も跡を絶たず、「収益を得る動画配信者」という存在は完全に確立したように見える。
世界中のゲーマーたちがスポーツとしてしのぎを削ることが、エンターテインメントとして定着するのか。プレイヤーの裾野が拡がっていくのか。eスポーツという言葉がさらに市民権を得るためには、ファンの獲得と定着も課題かもしれない。
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名 (有効回答数)