「衝撃の火災」から3年、沖縄の首里城はどうなった? 沖縄総合事務局に聞いた”復旧する日”
2019年に焼損した首里城。現在、復旧に向けて着々と準備が進んでいて…。
2019年、沖縄の首里城が火災によって焼損した。歴史ある建物が真っ赤な炎に焼かれる映像は、沖縄県民はもちろん、日本中に衝撃を与えた。
あれから3年、首里城はいまどうなっているのか。
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■沖縄の歴史を象徴
15日、沖縄県は本土復帰50周年を迎える。記念すべき日が近づいているとあって、最近沖縄をテーマにしたイベントが多い。そんな沖縄を象徴するものの1つが、首里城だ。
首里城は1429年に成立した琉球王国の政治、外交、文化の中心だった国王の居城。2000年には、首里城遺跡が世界遺産に登録された。現地の人はもちろん、県外から訪れる人にも沖縄の歴史と歩みを伝える象徴的な存在だった。
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■今年から工事予定
19年10月、そんな歴史ある建造物に悲劇が。正殿を含む主要な建物6棟が全焼し、収蔵されていたたくさんの美術工芸品も消失してしまったのだ。
当時、首里城が炎に包まれる映像を見て、衝撃を受けた人も多いことだろう。あれから3年経ち、少しずつ復元に向けて動きだしている。
20年に政府の関係閣僚会議で「首里城正殿等の復元に向けた工程表」が決定し、正殿は22年中に本体工事に着工することになった。11日には、報道陣に木材などを保管する倉庫の工事をしている様子が公開された。
ネット上では、「やっぱり首里城は沖縄のシンボルだから復旧してほしい」「またこの目で首里城を見たいし、子どもにも見せてあげたい」「火災のニュースのときはショックで言葉が出なかった…1日でも早く復旧してほしい」「東京住みだけど沖縄には何度も行ってたから首里城にも思い入れがある」など、復旧を待ち望む声が多数あがっている。