上島竜兵さん急死、報道ガイドライン守らぬテレビ局に厚労省が警告 「許せない」の声も
厚生労働省が各マスコミに発信した「WHO自殺報道ガイドライン」。それを無視する一部メディアに向け、再度注意喚起を行う投稿に反響が。
■資料の中身
その資料には、「以下のような放送・報道は、自殺リスクを高めかねません」として「自殺で亡くなった方の自宅前等から中継を行う」「街頭インタビューで、市民のリアクションを伝える」など避けるべき報道事例が追加記載されていた。また文字も赤字を多用するなど、より注意喚起面が強調されている。
現場での中継や路上インタビューを行った『めざまし8』(フジテレビ)、『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)などに向けての警告と見られる。
【報道関係者様へのお願い】
本日、各報道機関に対し、WHO自殺報道ガイドラインに準じた報道を実施するよう要請を行いましたが、一部の報道機関でこれに反する報道が行われているため、あらためて要請を行いました。本ガイドラインを踏まえた報道を、引き続きお願いします。https://t.co/3FBAkstLuH
— 厚生労働省 (@MHLWitter) May 11, 2022
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■「許せない」と怒りの声
ネットでは一連の騒動について、「厚労省、自殺報道についてだいぶ怒っているように見える」「対応が迅速」「これは厚労省GJ(グッジョブ)」と同省の対応について評価を示す声が。
また一方で、プライバシーを軽視したテレビ報道に「許せない」「そっとしといたげてくださいよ本当に…」「遺族や関係者に配慮も何もない」と怒りの声が上がる事態となっている。
【主な相談窓口】
いのちの電話 ナビダイヤル=0570-783-556(10時~22時)、フリーダイヤル=0120-783-556(16時~21時。毎月10日は8時~11日8時)
日本いのちの電話連盟(https://www.inochinodenwa.org)
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(文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)