小池都知事、今後の電力需給ひっ迫に危機感 「この夏はとくに厳しい…」
小池都知事、夏季の電力不足に危機感。各家庭でできる節電方法とお得な事業を説明…。
20日、東京都の小池百合子都知事が都庁にて定例会見を実施。家庭での節電の取り組みについて言及した。
■この夏はとくに厳しい
会見冒頭、夏季に電力需給のひっ迫が懸念されていることについて触れた小池都知事。「都民の皆さまが日頃から節電・省エネを心がけていただく。いつもそうやっていますけど、この夏はとくに厳しいということであります」と、危機感をあらわにする。
3月に政府が初めて「電力ひっ迫警報」を発令して多くの人を驚かせたが、今夏も電力危機という事態に陥る可能性が高い。
関連記事:河野太郎氏、電力ひっ迫状況について秀逸な例えで節電喚起 「野球で言えば…」
■エアコンの節電方法は…
家庭での消費電力の半分はエアコンと冷蔵庫、照明の3点が占めており、夏の省エネについてはエアコンと冷蔵庫がポイントになる。
室内の熱中症対策でエアコンは欠かせないが、賢い節電方法として「室温は28℃を目安にする。その際はエアコンの設定で調節するというよりも、身近に温度計を置いていただいて、その温度で調整していただくこともポイントとなります」「またエアコンのフィルタを月2回、こまめに掃除をすることで、さらに電気代を減らせます」と説明する小池都知事。
関連記事:覚えておきたい… スマホや懐中電灯で部屋をより明るく照らす方法
■東京都ではお得な事業も
東京都は節電を推し進めるため、設置済みのエアコン・冷蔵庫・給湯器を省エネ性能の高い製品に買い替えた都民に対して、商品券(最大1万9,000円)とLED割引券に交換できる「家庭のゼロミッション行動推進事業(東京ゼロエミポイント)」を実施。
申請についてはwebや郵送で簡単にできるが、買い替え時の家電リサイクル券や、購入した製品の保証書などが必要だ。詳しい情報はホームページからチェックできる。
・合わせて読みたい→20時以降、最大300万軒停電も… 東京電力に聞いた「リアルな現状」
(取材・文/Sirabee 編集部・Sirabee編集部)