医学部教授が講義で学生のがん早期発見につなげる 「信じられない気持ちだった」

もし講義をサボっていたら、手遅れになっていた可能性も…。

2022/05/23 14:00

医学部・医学生・医者

がんなどを見つけるのに役立つ触診を学んでいた医学部の学生が、「首に異常がある」と教授に指摘され病院へ。がんと診断され手術を受けていたことを、『New York Post』などの海外メディアが伝えている。



 

■異常に気づいた教授

2020年のこと、ブラジルで暮らす女子医学生が講義を受け、首の腫瘍を見つけるための触診について学んでいた。この日、講義を担当した教授は同学生に協力を依頼。実際に学生の首を触りながら触診の方法を説明したが、その途中で首に異常があることに気づいた。

「異常があるので、検査を受けたほうがいい」。講義の後に教授に呼ばれそうアドバイスされた学生は驚き、病院で検査を受けることにした。


関連記事:見ず知らずの人に「病院に行って」と助言された女性 皮膚がんと判明し命拾い

 

■がんと診断を下され…

さっそく病院に行き検査を受けたところ、甲状腺乳頭癌という診断が下された。衝撃的な結果を聞いた学生はひどく動揺し、世界が崩れるかのような衝撃を受けたという。

がんは早期に発見されたが、一通りの治療が終わり通常の生活に戻るまでに、数ヶ月という長い時間がかかったそうだ。

がんを告知されたら読む本―専門医が、がん患者にこれだけは言っておきたい”がん”の話【Amazonでチェック】

次ページ
■つらい治療を乗り越えて
がん触診腫瘍医学生翻訳記事甲状腺乳頭癌
シェア ツイート 送る アプリで読む

人気記事ランキング