ノーマスクで東京の街を歩いてみた 「外すのが怖い」不安の声も…
政府の新たな方針にしたがってマスクなしで東京へ。街では「異変」が…。
政府がマスク着用に関して、「屋外で会話なしなら不要」という新たな見解を発表した。ネット上では、この見解に対してさまざまな意見が飛び交っている。
記者がこの方針にしたがって、2年ぶりに「ノーマスク」で東京の街を歩いてみると…。
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■新たな基準は…
コロナ禍になって、いまやマスクは生活に欠かせないものになった。通勤・通学の電車の中はもちろん、家の近くのコンビニに行くときも、マスクを付けることが当たり前になりつつある。
そんな状況が続いて2年、大きな変化が。20日、政府がマスク着用について新たな方針を発表したのだ。「新基準」によれば、屋外で人との距離が2メートル以上である場合や、距離が確保できなくても会話がほとんどなければマスクは不要とのこと。
つまり、街中を1人で歩く際は「ノーマスク」でいいのだ。ネット上では「いつもあごマスクしてひとり散歩してたからうれしい」「最近暑いからよかった」と、マスクなしで外を歩くことを喜ぶ声があがっている。
一方で「そこそこ人の多いところにノーマスクの人がいたら不安」「外で完全にノーマスクはリスク高すぎる」と戸惑う声も見受けられる。
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■新宿駅に行ってみると…
「ノーマスク」が認められたことで、東京の街はどうなっているのだろうか。また、2年ぶりに顔を隠すものがない状態で外を歩く感覚を検証するため、政府の発表から数日後、ノーマスクで外に出た。
午前9時半すぎ、多くの人が行き交う新宿駅に行って驚いた。道行く人たちは若い人から年配の人まで、全員マスクを付けていたからだ。マスクを付けていない記者は少々周りから浮いた感覚に…。
ただ、すれ違う人にジロジロ見られたり、極端に避けられることはなかった。しばらく歩いていると、マスクなしで歩く30代の男性を発見。
話を聞いてみると、「ずっと息苦しかったので、何も付けずに歩けるようになってよかったです。ただ、人混みに行くのは怖いので、手に持ったり、あごの下までずらして、いつでも付けられるようにしてます」(30代男性)と語る。