冨樫先生ツイート騒動、凝を使ってよく見ると… 隠された真理が「深すぎる」と判明
世界中に衝撃を与えている漫画家・冨樫義博氏のツイッターアカウント開設。一連の流れから「重大なメッセージ」を読み取るファンも少なくなく…。
日本国内だけでなく、世界中に大きな衝撃を与えている漫画家・冨樫義博氏のツイッターアカウント開設。
多くのファンが冨樫氏の作品『HUNTER×HUNTER』(以下、ハンター)の連載再開に熱烈な期待を寄せている中、一連の流れを受けて冨樫氏のメッセージが「言葉でなく心で理解できた」というファンの考察が話題となっている。
■一連の騒動とは
まず最初に話題となったのは、24日に投稿された「冨樫義博」名義のアカウントのツイートである。
『ハンター』といえば『週刊少年ジャンプ』どころか、日本を代表する人気漫画の一つだが、ファンにとってはその「休載頻度」が常に悩みの種。
2022年5月現時点では、同作が最後に『ジャンプ』本誌に掲載されたのは18年11月26日発売の52号となっており、じつに3年と半年もの期間が経過しているのだ。
『ハンター』ファンにとって同作の休載は昼下がりのコーヒーブレイクのようなものであったが、あまりの長期休載を受けて不安に駆られるファンが続出。
「もう続きが読めないのか」と悲嘆に暮れる人物、冨樫氏の体調回復を心から願う人物、連載再開が発表されるまで毎日正拳突きを繰り返す人物などが出現する未曾有の事態に発展し、「どうやら今回の休載は今までとは違うぞ…」というムードが濃厚になっていたのだ。
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■「情報戦」が高度すぎる…
そんな中、「冨樫義博」アカウントが突如「とりあえずあと4話」とだけ綴り、原稿の一部を撮影した写真をツイートしたのだから、ファンがいかに歓喜に沸いたかは想像に難くないだろう。
しかしこれまでも度々「連載再開」という甘美な四字熟語がツイッタートレンドに浮上したものの、「『ハンター』の連載再開とは無関係だった」という事実を経験してきたファンの多くは今回のツイートを鵜呑みにせず、「喜ぶのはまだ早い」「『ジャンプ』公式のアナウンスを待つべき」など、慎重なスタンスを保持していた。
そのためツイッター上では様々な思惑が渦巻く状態になっていたのだが、流れが変わったのは件のツイートが投稿された24日15時から約7時間後の、同日22時のこと。
なんと「少年ジャンプ編集部」を名乗るアカウントが、前出のツイートに対する引用RTを投下したのである。
そこには『ハンター』の連載再開を連想させる記載があり、多くのファンは喜びの声を上げた…のだが、よくよく本文を見ると日本語が所々不自然で、かつ「公式マーク」でなく「ナルト」のスタンプが使用されていることに気がつく。
そう、こちらは『少年ジャンプ』編集部とは全く関係がないアカウントだったのだ。やはりぬか喜びだったのか…と絶望するファンが続出するも、こちらのツイートの20分後には、漫画『アイシールド21』や『ワンパンマン』を代表作に持つ漫画家・村田雄介氏が「ご本人とのことでした」と、「冨樫義博」アカウントの投稿が本人の手によるものであると発表。
ご本人とのことでした。 https://t.co/JEKGyfJelq
— 村田雄介 (@NEBU_KURO) May 24, 2022
かくして「本物か偽物か論争」は幕を閉じたと思われたのだが…。