質問がしづらい大学の講義が一変? 准教授が実践した「ある方法」が話題に…

質問がしづらい講義に悩んだ大学准教授。使用したツールが画期的だとネットで話題に…。

2022/06/04 04:00



■学生の反応はどうだった?

今回の投稿は、わずか数日で9万件を超えるいいねを獲得。

CommentScreenを使用した経緯を聞いてみると、「オンライン講義は相手の顔が見えないんです。相手の理解度や反応を知りたいという思いから、これまではチャットを多用していたのですが、質問となるとやはり出てきません。原因を考えたところ、どうも名前を出すのに抵抗があるかのかもしれないと考え、このツールを試してみたということになります」と説明する小川さん。

学生からは好意的な声が多かったようだが、「ただこのツールを使うだけでなく、講義自体に工夫が必要だと感じました」と反省点を語ってくれた。


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■運営会社に話を聞いてみると

大きな話題を呼んだCommentScreenは、茨城・つくば市に本社を置く「CommentScreen株式会社」が運営。どのようにしてこのツールが完成したのか、同社代表の冨平準喜さんに話を聞いてみると、「大学の講義の時に、手をあげて質問をするのが敷居が高いと感じ、『ニコニコ動画』のように気軽に質問を送れたらいいなと思いついたのがきっかけで開発を始めました」とのこと。

リリースしたのは冨平さんが筑波大学の学生だった2019年4月。最初はユーザーを獲得できず困っていたところ、同じ大学で准教授をつとめている落合陽一氏が自身の授業で使用していくれることに…。その様子を収めたSNS投稿が大きくバズり、サービス利用者がどんどん広まっていったという。

今では累計102万人以上が利用しているCommentScreen。今後の展望については、「日本だけでなく、海外での利用が伸びてきているので海外展開にも注力し、世界中の大学でつかわれることを目指しています」と熱く語ってくれた。

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(取材・文/Sirabee 編集部・Sirabee編集部

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