話題呼ぶ“萌え”医療「アキバ歯科」が内部公開 院長はバッキバキのオタクで…
7月1日、秋葉原で開院する「アキバ歯科」。「コミケの期間は休院します」と話す院長は本気のオタで…。
東京・秋葉原に“萌え”をだいぶプッシュした歯科クリニック「アキバ歯科」が登場。7月1日開院に先駆け、6月10日(~12日)に先行体験会を実施した。一体、どんな歯科クリニックなのか…記者は早速現場に潜入した。
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■萌え系歯科とは…!
クラシカルなナース服に身を包んだ女性スタッフが治療をサポートしてくれるという「萌え」と「歯医者」が化学反応する前代未聞のクリニックがアキバの中心地にオープンする。
これまでカフェ・バーを中心に、エステ、美容室、アパレルショップ、シューティングレンジ、クレーンゲーム専門店、さらには宝石専門店まで、秋葉原には萌えのエッセンスを加えた様々な店舗が生まれ、そして消えていったが、萌え系歯科医院は過去に聞いたことがない。
れっきとした医療行為とあり「本当に大丈夫なの?」と感じた向きも存在すると思うが、先に結果をいうとかなりしっかりした設備、まっとうな体制のクリニックだったといえる。
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■「歯科恐怖症」対策を重視
体験会の当日、sirabee記者は同院の湯川譲治院長を直撃した。同氏は過去、大学病院の歯科麻酔科に勤め、「歯科恐怖症」を持つ患者をサポートし続けてきた経験がある。その後一般歯科での勤務をしつつ、“怖くない歯科”を開院すべく動いてきた。
──「アキバ歯科」はどんな歯科医なのでしょうか。
院長 秋葉原らしさを全面に出した医院にしています。スタッフの制服こそ萌えをイメージしたものですが、治療自体は他クリニック同様しっかり行っていきます。
重視したのは「とにかく通いやすいクリニック」。歯科治療を、もっと身近なものに感じて欲しいと願っています。
──院長はこれまで「歯科恐怖症」のサポートを行ってきたと事前に伺いました。
院長 歯を削るドリルなど治療機器や歯科医そのものへの恐怖で、来院をためらうかたが一定数存在しています。そんな歯科恐怖症のカウンセリングを、長年行ってきました。
その経験を活かし、患者さんと歯科医・スタッフがもっと仲良くなることで、治療のハードルを下げられると感じたのです。そのため、来院しても治療をせず、カウンセリングを兼ねたお話や、ブラッシング指導などでその日を終わらせることも考えています。ご要望に合わせたタイミングで治療を開始するスタンスです。