『夫を殺す方法』サスペンス作家が寄稿内容を実行 終身刑で仮釈放は25年後
ロマンチックなサスペンス小説を書く女流作家。しかし余生を刑務所で送ることになった。
アメリカ・オレゴン州の女流小説家であるナンシー・クランプトン・ブロフィは、夫を殺害した容疑で逮捕・起訴されていた。ポートランドの裁判所で開かれていた裁判がついに結審。被告に厳しい刑が下ったことを、『NBC News』『Fox LA』『Washington Post』などが報じている。
■「夫を殺す方法」を執筆
ナンシーは2011年、あるブログに「夫を殺害する方法」なるタイトルのエッセイを寄稿していた。誰もがそのエッセイを興味深く読んだが、それが彼女の本音であると疑う者はいなかった。
なぜなら彼女はサスペンス作家であり、巧妙な殺人の方法を編み出すことは重要な課題、仕事だったからだ。
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■2億円近い生命保険金
それから7年後の2018年6月2日、ナンシーの夫で元シェフとして料理学校に勤務していたダニエル・ブロフィさんは、銃で胸を撃たれて死亡。そしてナンシーは140万ドル(日本円にして1億9,000万円弱)の生命保険金を受け取ったが、3ヶ月後に夫殺害容疑で逮捕された。
事件の前に拳銃を購入していたこと、高額の借金を抱えていたこと、そして事件当日、料理学校の近くで彼女の車が目撃されていたことが理由だった。