荷物詰め込み手伝うパイロットに称賛 コロナ禍から一転の旅行熱で空港は大忙し
コロナ禍を脱してやっとたどり着いた海外の地で、思わぬ混乱に巻き込まれるかもしれない。
コロナ禍に見舞われた過去数年間、各国が渡航制限を設ける中で航空需要が激減し、大規模な人員削減が行われた。しかし、感染拡大が収まりを見せ旅行熱が高まる中、空港は大混乱に陥っているようだ。『Mirror』など海外メディアが報じている。
■人員不足と機能不全
旅行需要が急激に高まる中、イギリスの空港では過去数ヶ月にわたり混乱が生じているようだ。空港に置き去りになっているおびただしい数の持ち主不在の荷物や、空港ターミナル外まで続く列など、人員不足による機能不全となっている状況が連日報道されている。
そんな中、エディンバラ空港からスイスのチューリッヒに向かうエーデルワイス航空に搭乗した男性が、パイロットの珍しい姿を捉えた動画をツイッターに投稿した。
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■「できることはやる!」
動画には、預け荷物をベルトコンベアに乗せる地上職員を手伝うパイロットの姿が、映し出されていた。
投稿した男性は「できることはやる! 精神だね」とパイロットを称賛。これにエーデルワイス航空も「パイロットが地上職員を手伝い、定時運行をすることができました」とコメントを発表した。
しかしあくまでも例外的な対応であり、「パイロットは常にフライトの準備と安全が一番の優先事項です」とも付け加えている。