セリアで見つけたプラケース、用途がブッ飛びすぎで「とんでもない商品」と話題に…
セリア店頭で発見したあまりに「マニアックすぎる商品」が話題に。そのぶっ飛んだ方向性に、称賛の声が寄せられており…。
■「ダンゴムシガチ勢」はやはり凄かった
100円ショップセリアさんでとんっっでもない商品を見つけてしまいました…
色々な等脚目を迷路に入れてみようかと思います☆ pic.twitter.com/Kmmqns47b1— ふわふわふなむし (@Ligiafuna) June 13, 2022
印象的なアカウント名を見てピンと来た人もいるかと思うが、話題のツイート投稿主・ふわふわふなむしさんはフナムシの生態や姿に魅力を感じて「人々にフナムシの魅力を知ってもらいたい」という思いから、ツイッターで様々な活動を行なっているそう。
ちなみにフナムシ、ダンゴムシの外見にはよく似た箇所が見られ、これら2種類の生き物は陸生の甲殻類「ワラジムシ目」に分類された親戚のような存在である。
そうした背景もあり、ふわふわふなむしさんはSeria店頭にて「ダンゴムシの習性を利用した迷路」を発見した際、「多くの人に自然の面白さを知ってもらいたい」と感じ、件のツイートを投稿したという。
なお、実際に使用した際の感想を尋ねたところ、取材時のタイミング(21時ごろ)では「ダンゴムシの採取は明日を予定しており、まだ使用しておりません…」という申し訳なさそうな回答が。
時間も時間であるし、改めて再取材を申し込む予定だったのだが、わずか1時間後には「我慢できずに先程、ダンゴムシを採取してきました!」という元気いっぱいの報告が寄せられ、思わず笑顔になってしまった。人間いくつになっても「真に情熱を注げるもの」があることは、本当に素晴らしいと改めて気付かされた思いである。
関連記事:セリアに眠りし伝説の剣、用途が予想外すぎる… 「天才の発想」と勇者達にバカ受け
■迷路に入れてみて驚き…!
件の「ダンゴムシ観察迷路」の内側は名前の通り入り組んだ迷路上になっており、ふわふわふなむしさんはダンゴムシとフナムシを投入した際の観察結果について報告を寄せてくれた。
なお実験の際には迷路の中にティッシュを敷き詰めており、こちらの理由については「ツルツルのプラスチック面だと(ダンゴムシ、フナムシが)ひっくり返った際に起きられなかったりするので、念のため敷いております」というコメントが得られ、ふわふわふなむしさんがダンゴムシやフナムシを単なる「研究対象」でなく「命あるもの」として敬意を払っていることが感じられる。
我われ人間は「神の視点」とも呼ぶべく「上空」から迷路を眺めているため、ゴールまでの道のりはとても簡単に感じられるが、ダンゴムシらからすれば遊園地の「巨大迷路」アトラクションのようなもの。果たしてゴールまで無事に辿り着けるのだろうか…と不安になったが、ダンゴムシはスタートから約12秒でゴールに到達。
フナムシにいたっては驚異の俊足ぶりを見せ、わずか4秒でゴールという快挙を成し遂げた。しかもどちらも全く迷っているそぶりはなく、まるで透視能力でも備わっているかのように、ゴールまでほぼ一直線に進んでいったのだ。
フナムシが好きなので、ダンゴムシより先にフナムシで実験してみました。
ゴールしちゃいましたね…✨
何匹かで試してみましたが、みんなゴールしました👍 https://t.co/aIz23IaHDN pic.twitter.com/LhvaG85RO8— ふわふわふなむし (@Ligiafuna) June 13, 2022
一体どのような仕掛けなのか尋ねてみたところ、ふわふわふなむしさんは「じつはこれ、迷路の形がカギとなっております」と前置きしつつ、「商品説明にも書かれているとおり、ダンゴムシなどのワラジムシ目は障害物などがあると右左交互に曲がる習性があるため、それを利用して上手くゴールさせているのです」と回答。
確かに動画を見ると、ダンゴムシもフナムシもスタート直後は右に曲がるそぶりを見せたが、壁にぶつかるや否や左に方向転換し、その後は器用に右左右…と進んでいく様子が確認できたのだ。こうした生き物の習性は「交替性転向反応」と呼ばれており、実際に目で見るとその正確さに改めて驚かされる。
なお、今回話題となったツイートをSeriaに確認してもらうと「自由研究におすすめです」というコメント共に、「飼育ケースクリア」なる商品を新たに勧めてくれたのだ。
同商品は昆虫や小魚の飼育に適したクリア仕様の飼育ケース。もうひと月も経てば夏休みシーズンに突入するが、自由研究の課題に悩んだ際は、Seria店頭を散策すると、思いもよらぬ便利グッズと出会えるかもしれない。
※掲載商品は取材時点のものであり、現在お取扱いしていない場合があります。
・合わせて読みたい→セリアの手袋が「中二病全開」と思いきや… 便利すぎる正体にユーザー大歓喜
(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)