“ジブリの湯婆婆”鈴木敏夫、大量の本を集めるも… 「興味ない」ものとは

「鈴木敏夫とジブリ展」いよいよ東京で開催! 鈴木敏夫氏が思いや見どころを語った。

2022/06/30 21:40


 

■本との付き合い方は?

鈴木敏夫

宮﨑駿が「ジブリの湯婆婆」と呼ぶ、鈴木氏を作った8,800冊の本とスタジオジブリ誕生の秘密を一挙公開する、今回の展示会。

「僕らの世代は、本が好きだった世代。今回の展示会を開くにあたって、自分の持っている本を1ヶ所でで全部展示して欲しいってお願いした。実現したときは、単純にいってうれしかったですね」と満足げな表情を浮かべる。

ジブリの宮崎駿監督、そして故・高畑勲氏の“本の読み方”について聞かれると、「宮崎駿って人は、付き合ってきた中で一番特別な本の読み方をする人。いわゆる児童書を読むんですよ。月に4〜5冊、多いときは10冊とか。あとは評論を読む。高畑勲っていう人は、時代に敏感な人。時代時代において、なぜ今こういう事が起こっているのか…それを解明するために5冊10冊の本を集めて、色んな意見を学び、自分の意見を作る」と答える、鈴木氏。

自身については「僕は乱読ですね。なんでも読んじゃう。気になると、その人の本を全部買って読む。作家別に、その人の本が全部あるのが特徴かな。いわゆるベストセラーがないって言われて…プロデューサーとしては珍しいって。みんなが読んでる本に興味がないんですよね」と笑い飛ばす。


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■カオナシとツーショットで…

鈴木敏夫

フォトセッションには、『千と千尋の神隠し』のカオナシも登場。ゆ…っくりと歩くカオナシに、「こっちだよ!!」と呼びかけたり、扇子であおいだりして、取材陣を笑わせていた。

「鈴木敏夫とジブリ展」東京展は7月1日(金)〜9月7日(水)まで、東京・天王洲 寺田倉庫B&C HALL/E HALLにて開催。

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(取材・文/Sirabee 編集部・たつき あつこ

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