佐久間宣行氏の「アイドルプロデュース」への期待と疑問　その理想像とは…

■正統派か破天荒か

『青春高校3年C組』は、もともと秋元康プロデューサー系グループであり、正統派系アイドルなのは当然なところもある。同番組の元生徒・日比野芽奈の正統派性は素晴らしいものであり、また前川歌音などそれぞれの個性も十分にあるといえるだろう。

メンバーを一新して、BiSHのようなサブカル的グループを目指すのだろうか。それとも、より個性的なメンバーを補充することに活路が…？　いずれにせよ「大人」側の仕掛けは重要といわざるを得ない。

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■『青春高校3年C組』の物語

オーディション開催は、どれくらいの規模のグループにするのかを含め、さまざまな未知をもたらすだろう。大規模オーディション開催とする時点で、資金獲得の必要も含め、大規模な仕掛けとなっていくことが期待される。

『青春高校3年C組』の5人の「物語」は維持されるのか。オーディションを通過し、再び大規模な仕掛けの中心となれるよう、その5人を含め面白い未来を見せてほしいものだ。

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（文／メディア評論家・宮室 信洋）