「ゴキブリが食べた月の砂」がオークションに 過去には6千万円以上の高値も…
ゴキブリの胃から取り出された月の砂。オークションにかけられるも、NASAが「ストップ」をかけた。
■亡くなった昆虫学者から流出
もともとこの月の砂のサンプルは、研究のために昆虫学者の故マリオン・ブリックスさんにNASAから引き渡されたもの。月の物質が生物に与える影響を調べるために砂をゴキブリに与えたが、結果として何の影響も与えなかったと結論づけていた。
また過去にもオークションに出されており、マリオンさんが亡くなった3年後に、家族によって出品された記録も残っている。
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■「月資源」ブームが来ている?
近年、月資源には高値が付けられている。今年4月には、同じ月の砂の顕微鏡サンプルが50万4,375ドル(約6,700万円)で取引された。
それ以前にも、旧ソ連のルナ16号が持ち帰った3つの小石は、2018年にサザビーズで85万5,000ドル(約11億円)という値段をつけている。
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(取材・文/Sirabee 編集部・びやじま)