『鉄腕ダッシュ』でも紹介された”死のカタツムリ”に検疫命令 強い繁殖力で根絶後も再侵入
「地球上で最も侵略的な生き物」と呼ばれる巨大カタツムリ。寄生虫や菌を運び、周囲の環境を破壊しつくすという。
アメリカ・フロリダ州で、過去2度に渡って根絶された経緯をもつ「死のカタツムリ」が再び確認され、州当局は検疫命令を出した。『CNET』『USA Today』などの海外メディアが報じている。
■最も侵略的な生き物のひとつ
現地では「GALS」という略称でも呼ばれるアフリカマイマイは、一見すると比較的無害な、草食性の生き物のようにも見える。
しかし、米国農務省はこのカタツムリを「地球上で最も侵略的な害虫の1種」と定義しており、特に農業に対して大きな被害を与えるという。
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■寄生虫や菌を運び…
アフリカマイマイは成長すると18センチ以上の大きさに達し、生きている間に何千もの卵を生む。また、ヒトに髄膜炎を引き起こす寄生虫やサルモネラ菌の宿主で、車やゴミにしがみついて広い範囲を移動することができる。
フロリダ農業消費者サービス局(FDACS)はこのカタツムリを扱う際は手袋を着用し、適切な規則に従わなければならないと警告している。