「ガーシー」で投票したら無効になる…? 選挙に潜むまさかの”落とし穴”

投票用紙に「ガーシー」と書いても有効なのか。総務省に問い合わせると…。

2022/07/09 04:15


 

■総務省に問い合わせた

「ガーシー」と記入して無効になる可能性はあるのか。総務省に問い合わせると、「通称認定されていて、投票用紙に記入された名前がその方と判別できるのであれば、一般的に有効と解されます。ガーシーは通称認定されているので有効と解されるでしょう」(総務省選挙部管理課)とのことだった。

通称認定とは、どんなものなのか。「本名に代わるものとして広く利用されていることを確認するものです。基本的には戸籍謄本に登録されている本名で立候補していただくのですが、ガーシーのように広く利用されている通称が認められた場合、その名前でも立候補することができます」(前出・総務省選挙部管理課)。

今回のケースだと東谷氏が事前に申請し、総務省で認められたため「ガーシー」と書いても問題ないということ。


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■無効になるケースは…

ただ、無効になるケースもあるようで…。「何かしらの理由で判別できなくなった場合は開票管理者が有効かどうか判断します。なお、選挙人の意思の反映として、ひらがなで書かれた候補者名も有効とみなされます」(前出・総務省選挙部管理課)。

つまり、「ガーシー」の「シ」が片仮名の「ツ」と見分けがつかなかったり、「ガーシーLOVE」など余計な文字を書くと無効になる「落とし穴」が潜んでいるということだ。

東谷氏に限らず、投票用紙に文字を書く時は丁寧に読みやすい字で書かなければならない。

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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人

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