死刑囚が腎臓ドナーになるため刑執行延期を要求 「善い行い」と牧師が後押し
救われる命があるとはいえ、囚人の臓器提供は道徳的に問題視されている。
■元刑務所の牧師も後押し
弁護士はさらに、著名な死刑反対派で元刑務所の牧師でもあるカンター・マイケル・ズーズマンからの手紙を紹介した。
手紙には「他人のためにドナーになりたいというラミロの願いは、死刑を止めたり遅らせることが目的ではありません」「ラミロが彼自身の魂と神のために善い行いをしたいのだと信じています」と書かれていた。
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■囚人の臓器提供には懸念も
テキサス州では受刑者が臓器を提供することを禁止していないが、ゴンザレスの要求は今年初めに一度拒否されている。
彼が腎臓のドナーになれば、それで救われる命もあるかもしれない。しかし臓器共有ネットワーク(UNOS)は、臓器が道徳的な危険にさられるとして、死刑囚からの臓器提供については懸念を表明している。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)