「凱旋門賞」への出走表明をした日本馬たちが話題 ファンが勝利を期待するのは…
凱旋門賞への出走を表明した日本馬が話題。これまでの挑戦の歴史は約半世紀で未勝利…今年は勝利が期待できる?
大盛り上がりだった春競馬も終わり、次々と有力馬たちの秋以降の出走情報が発表されている。そんな中ネット上では、フランス・凱旋門賞(G1 2400m)への出走を表明した日本馬が話題だ。
■7頭が凱旋門賞に登録
11日、宝塚記念(G1 2200m)で9着だったステイフーリッシュが、フランスのドーヴィル大賞典(G2 2500m)をステップに凱旋門賞へ向うことを発表。日本馬は現時点で、タイトルホルダー、ディープボンド、ドウデュースを含めた4頭が出走を表明したことになる。
凱旋門賞は、パリ・ロンシャン競馬場で行われる世界最高峰のレースの1つ。毎年10月の第1日曜日に行われ、芝コースの世界ナンバーワンを決めるレースとしても有名である。競馬は短距離(1000m)から長距離(3000m以上)のものまで、さまざまなレースが開催されるが、スピードとスタミナが要求される2400mが最も名誉とされるのだ。
日本でも3歳世代のトップホースを決める東京優駿(G1)や、国内最高賞金レースのジャパンカップ(G1)は2400mで行われている。
関連記事:「皐月賞」後の中山競馬場が話題 76頭で行われたドリームレースとは…
■日本馬、挑戦の歴史
凱旋門賞に挑戦した日本馬の歴史は、1969年のスピードシンボリから始まる。この時代は世界と日本馬のレベル差があり、健闘むなしく着外に沈んでしまった。
日本競馬のレベルが大きく上がった30年後の1999年、エルコンドルパサーが2着に入り競馬ファンに夢を見せた。それからは2010年のナカヤマフェスタや、2012年、2013年のオルフェーヴルが2着と、あと一歩のところまで来ているものの勝利は掴めていない。2014年以降は計13頭が出走するも、最高着順はハープスターの6着(2014年)と厳しい戦いが続く。