「超加工食品」のジャンクすぎる給食が世界的な話題に 子供の肥満促し…
冷凍ピザや甘いケーキがワンプレートにぽつり…。イギリスの給食が話題になっている。
専門家の調査で、イギリスの学校給食の大半が、冷凍ピザやフライドポテトなどのジャンクフードでまかなわれていることがわかった。子供の肥満を促す低質な学校給食の実態を、『The Sun』『THE SUNDAY TIMES』などの海外メディアが報じている。
■ジャンクフードまみれの給食
インペリアル・カレッジ・ロンドンが、約10年にわたって3,000人の子供たちの学校給食を調査した結果が発表され、物議を醸している。調査によると、イギリスの学校から提供される食事のカロリーのうち、64%が「超加工食品」から構成されているという。
「超加工食品」とは、糖分や塩分、脂肪を多く含む加工済みの食品のことで、冷凍食品やカップラーメンなど、いわゆるジャンクフードに当たる食品を指す。
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■低所得の子供たちのために
研究者たちは、「公費で賄われている学校給食は、とくに所得の低い家庭の子供たちに健康的な食事を提供するために重要な仕組みだ」と主張し、子供たちが成長に必要な栄養を十分に摂取できるよう、給食の改善を呼びかけている。
「ごはんが美味しくない」ことで知られるイギリスだが、その質素な学校給食はたびたび話題に挙げられる。