鼻血を流しながらニュースを読み続けたキャスター プロ意識か解雇を恐れてか…
職場のパワハラ体質に関する話題が、アジア諸国ではまだまだ多い。
このたび中国のあるニュース番組で、生放送中の男性キャスターにちょっとした悲劇が起こった。彼のとった行動に「社会の闇を感じる」と指摘する人が多いことを、イギリスの『The Sun』やオーストラリアの『news.com.au』が報じている。
■生放送開始直後に鼻血
アクシデントは11日、中国・蘇州テレビ(蘇州広播電視総台)のとあるニュース番組で起きた。生放送が開始するやいなや、ホワン・シンキさんという男性ニュースキャスターの鼻から出血が見られたのだ。
血は口元から顎まで流れ、本人も鼻血が出ていることをおそらく自覚していただろう。にもかかわらず、ホワンさんは何事もなかったかのように話し続けた。
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■「番組を終わらせないと」
隣に座っている女性ニュースキャスターが話す番になっても、カメラはホワンさんを映したまま。なんと番組が終了するまで、その場を動かなかった。
翌日の放送で、ホワンさんは不快な状況があったことを謝罪し、「とにかく番組をきちんと終わらせなければ、という思いからでした」と釈明。お茶の間からは、鼻血が出ても助けを求められなかったホワンさんへの心配の声が相次いだ。